インキュベクスの上村です。

日本企業のおよそ99%を占める中小企業のうちおよそ7割が赤字経営と言われています。
高度成長期にはほとんどの企業が黒字ですから驚くばかりです。

高度成長期の頃の経営者は優秀か?経営者の質はむしろ比較にならないほど向上したように思います。

思うに、経営の良し悪しはマーケットから求められているサービスを提供できるかどうかに尽きるんだと思います。
物がなかった時代には家電が売れ、車も売れ、不動産も建築も、食品業界も成長しましたから。

今の時代、新たなマーケットを作り出す事は1億円2億円でできることではありません。

つまり、これから起業を目指す、あるいは新規事業を考える場合、数千万円ほどの小さな資本でビジネスを立ち上げるしか残されていないのです。
数千万円の資金で参入できるビジネスはマーケットから求められているサービスが何より安全。

僕が知る限り、この国内あらゆるエリアで圧倒的なニーズがあるビジネスは介護医療分野ですが、
これからの時代は選ばれた経営者、理念のある経営者、優秀な経営者にしか生き残る道は残されていないと。

介護ビジネスは「働く人ファースト」でものを考える事業です。
ジョンソン&ジョンソンの『我が信条』あたりを読み直していただけると当てはまるかと。

『わが信条』ではまずは顧客ファーストのスタンス。そして次に全社員に対するコミットメント。
第3の関連者を地域ソサエティーと定義し、最後に株主中小企業を経由経営者へのコミットメントなのです。

『我が信条』の好きなパートでは、
事業は現在の利益を生まなければならない。
我々新しい考えを試みなければならない。
研究開発は継続され革新的な企画が開発され、将来に向けた投資がなされ失敗は償わなければならない。
新しい設備を購入し、新しい施設施設を整備し、新しい製品に市場を導入しなければならない。
逆境の時に備えて蓄積を行わなければならない。
これら全ての原則が実行されて初めて株主は正当な報酬を表示することができるものと確信する(引用:ジョンソン&ジョンソン『我が信条』より)。

20代の頃からこの言葉に共感し、活動してきましたが、孫の笑顔に癒される今、これからの時代をリードする経営者たちにエールを送る立場であると
同時に私自身も皆さんと一緒に切磋琢磨しているのです。

ようやく、今日のタイトル『介護ビジネス経営者は未来に何を残すのか?』に戻りますが、、笑。

僕ならばと言うことでご紹介します(せいぜい年間利益で1億円から2億円までを頑張る経営者像)

僕について言えば目に見える自分が経営者として頑張った証を残すことなどは考えておりません。例えば椿山荘、古希庵、細川庭園ようなものを。

もちろん、入居者のいない豪華な介護施設を作ったり、迎賓館を作るつもりなんかも毛頭ありません。
赤い馬も、目に数回しか利用しないダイヤモンドヘッド望む景観も不要なのです。

僕が未来に残せる事は極めて限定的です。

まず1つ目は経営者の育成だろ。
イズムを継承すると言う事ができる。

そして2つ目は業界のスタンダードに挑戦し続ける会社のミッションかな。

さらに3つ目をいうならば世界基準と比べて稼働率の低さが注目されている業界に民間の知見を生産性と言う結果で導入できる人を作り上げること。

最後に、金の稼ぎ方を教えられるが、私服の肥やし方は教えられない。

ゴルフにも興味はないし、夜の街に出かけるならば本を1冊読み上げる。

しかし、こんな僕でももっともっと増やしたいものがある。

やはり人かな。友人のような、客のような仲間はもっと欲しい。酒を飲みながら馬鹿騒ぎをする仲間ではない。

僕が求める仲間は、勤勉で、正直で、情熱があり、関わる人の人生を切り開こうとする設計者であり、
投資家であり、良き父であり地域住民としての経営者達なのです。

そんな仲間100名、1000名と70歳80歳まで楽しめたらこの豊かな人生は無いように思うんです。

あー先端技術も好きですよ。だから僕は原則、電気自動車が足。ガソリンスタンドにも行きません。

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